「時々」は犬には通じません! 2020.12.21
犬に『時々』は通じませんよ〜。『時々』は『いつでも〜』になってしまいます、という話です。
犬がその行動を取るには理由があります。そしてそれは人間が誘発していることがほとんどです。
(人間の取る行動に条件付けされているのです。)
例えば、主に人間の食卓で食べ物をねだるワンちゃんの話がわかりやすいかな〜。
どうしてワンちゃんは食卓の下で食べ物を待つようになると思いますか?
ズバリ『そこで良いことが起こるからです!』
「いやいや、うちでは食卓で犬に食べ物をあげてません。でも時々ね、残ったものをあげる時はあるわね〜。」
「あげるつもりはないんだけど、子供が食べ物を(時々)落とすんです。」
という話。一回でも良いことがあれば犬はそこに来ますよね。
だってまた良いことが起こるかもしれないから。
そして食卓の周りを(下を)ウロウロする犬が出来上がります。
「たまには、ドッグフードと違うものも食べたいよね。」
「今日は人間がご馳走を食べたからお裾分けね。」
「今日は〇〇ちゃんの誕生日だから特別ね。」
とか理由をつけて、時々食べ物をあげます。すると犬はそこで良いことが起こったので、またその行動をとります。
という感じ〜。
犬に『時々』は通じませんよ〜。『時々』は『いつでも〜』になってしまいます。
別に人間の食べ物をお裾分けしてはいけないと言っているわけではないです。
犬が食卓に来た時にあげなければいいだけの話です。
犬にお裾分けしたければ、食卓ではなく犬が『特定の場所』で落ち着いていられたら、そこであげれば良いだけの話。
そうすれば、犬は食卓の下でなく、その『特定の場所』で待つようになるでしょ?
『特定の場所』で大人しく待っていることが出来れば、人間の食べ物のお裾分けでもワンちゃんの特別なご飯でもなんでもあげれば良いわけで、食卓の下であげなければ良いだけです。
人間がご飯を食べている時に食卓の下でウロウロされたり、じっと見つめられたりしても、まったく気にならない人は別にいいんですけどね〜。
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