『おやつ』は次の行動のため! 2018.11.7
報酬『おやつ』ベースのトレーニングをしていると、必ず起こる『おやつ依存症』!
おやつを持っていると出来るけど、おやつを持っていないと出来ない(厳密には出来るはずだけど、しない)等々。

何度も言っているように『おやつ』は見せびらかして行動を誘発するものでなく(最初は誘発に使うのですけどね)、この『次に』起こる行動を起こさせるために使うものです。
そのためには、犬がとった『行動が正しいこと』であることを、犬がわかる言葉、
『いい子〜』『お利口』『Good』等、
で褒めてあげる、それからご褒美をあげます。
この違い、わかります?!
おやつを見せびらかしてやらせるのは、
「ほれ、これをあげるからやりなさい!」
ってことで「おやつがない」とわかった途端に「じゃ、やーらない」となります。
一方、とった行動に対しておやつをあげるのは、
「とりあえずやってみなさい。ほーら良い事があったでしょ!」
ってことです。
そのご褒美が犬にとって価値があるものであればあるほど、おやつをもらう前に取った行動を『次に』取りやすくなります。
そのためには、おやつのランク付け(自分の犬がどのおやつが一番好きなのかを知ること)も大事!
いつも同じおやつをあげているのでは、犬も「またこれ?」ってなります。
せっかく頑張ってコマンドに従ったのに、犬にとってそれほど価値のないものなら、同じコマンドに対する行動も次には今一なものになるかも。
出来なかったことが出来た時、すごく困難なことをやった時、『特別なおやつをあげる』、おやつが一種類なら『たくさんあげる(→ボーナスみたいなものです)』とやるだけで、この『次に』その行動を取りやすくなりますよ。
でもそのためには、まずは成功させてあげないとご褒美をあげることが出来ないですよね?
だから、まずは犬が成功する環境からスタートすることも大事なんです!